男性不妊症の治療ガイド・トップページの目次
1.男性不妊症の原因
2.男性不妊症の対策
3.男性不妊症に効果効能があるサプリメント
4.サプリメント以外での予防改善
5.男性不妊症に関係する治療法
6.男性不妊症に処方される漢方薬
男性不妊症の原因
男性の側の原因
乏精子症、無精子症、精子無力症
その他に性交障害、射精障害などの原因もあります。
避妊をせずに普通に夫婦生活をすると約90%の夫婦が2年間で妊娠しますので、2年で妊娠しないと不妊症と診断されます。2年以上妊娠できない夫婦は男女共にお医者さんに診断を受けてください。
女性の側の原因
排卵障害、排卵管障害、ホルモン異常、子宮異常
男性不妊症の対策
男性不妊症の対策としては、男性女性ともにホルモンの促進や血行の改善などがポイントになります。
男性不妊症に効果効能があるサプリメント
●サプリメント選びのワンポイント・アドバイス
- 亜鉛は前立腺で性ホルモンの合成に関わり、不足すると精子の生産量が減少します。
- カキ(牡蠣)は亜鉛を豊富に含んでいます。
- イソフラボン(大豆イソフラボン)はエストロゲンに似た構造をしていて「ファイトエストロゲン」と呼ばれています。
- マカは代表てきなサプリメントで性ホルモンに働きかけて男性機能を回復させますが、効果が現れるのは服用してから8週間後です。
- エゾウコギ(シベリア人参)は豊富な有効成分により男性機能を回復、強化します。
- カンカは「砂漠の高麗人参」と呼ばれ滋養強壮、強精の効果があります。
- 高麗人参(朝鮮人参)は男性ホルモンのテストステロンの分泌を促進して、血行を改善します。
- トンカットアリは男性ホルモンのテストステロンを増加させ、男性機能を改善させる作用があります。
- マンガンの不足は性ホルモンの合成の低下を招きます。
- ピクノジェノールとアルギニンの組み合わせは、勃起機能(ED)の改善効果が期待できます。
サプリメント以外での予防改善
アルコール、コーヒーなどの摂り過ぎは精力を減退させまし、タバコは血行を悪くしますのでこれらは控えてください。バランスのとれた食事、規則正しい生活、適度な運動などにより体調を整えるようにして下さい。
男性不妊症に関係する治療法
男性不妊症に処方される漢方薬
漢方薬は、自分の証に合ったものをお選び下さい。
「証」とは体力、体質、症状などから患者さんの状態を総合的に観察した診断結果のことです。
- 実証は生理機能が高まった状態を意味して、外見は健康そうに見えます。
- 虚証は体力がなく、生理機能が衰え、抵抗力も低下した状態を意味します。
- 中間証は実証または虚証のどちらも偏らず、それぞれの特徴を半分ずつもつ場合を意味します。
「証」の判定は証の自己判定テストご利用ください。
実証
- 大柴胡湯(だいさいことう)
胸脇苦満や便秘の人の高血圧、胆石、肝機能障害などに用いられる他に、精カ減退、動脈硬化、胃腸病、気管支ぜんそく、不眠症、神経衰弱、肥満症などに広く用いられます。 - 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
神経症、うつ症状のほか、勃起障害、更年期障害、心臓神経症などに使われます。
中間証
- 四逆散(しぎゃくさん)
胸脇苦満をともなう神経症、胃痛、腹痛、下痢などに有効です。
虚証
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
中年以降の人の勃起障害に有効です。強い疲労感、足腰の冷えやしびれ、尿量の減少や増加、夜間頻尿、口の渇き、腰痛などのある人に用いられます。 - 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸のはたらきが衰え、強い疲労感や食欲不振、貧血ぎみで寝汗をかく人の体力回復をはかり、「体」全体を回復することで、間接的に勃起障害の回復をはかります。 - 六味丸(ろくみがん)
足から腰にかけて脱力感があり、尿量が減少または多尿になる排尿異常、頻尿をともなう男性不妊症の治療に用いられます。 - 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
高齢者の頻尿、手足の冷えやしびれ・痛み、腰痛のほか、尿量が減少または多尿になる排尿異常、男性不妊症などに用いられます。 - 桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
疲れやすく、興奮しやすい人の勃起障害や精液を漏らす遺精(いせい)、神経衰弱などの治療に使用されます。